こんにちは!
今週も介護福祉分野の話題について考えていきます。
今回は、「移乗用リフト」についてです。
ノーリフトケアを実現しよう
介護に限らず福祉分野全般に言えることですが、移乗動作はかなり身体に負担がかかります。
例えば、30名の方を午前と午後に1回ずつ2人の介護職員で移乗を行うとすると、1人30回移乗を行わなければなりません。
そりゃあ、腰も痛くなるし体への負担も大きくなると思います。
そこで考えられたのが「移乗用リフト」というわけです。
リフトを使用して移乗を行うことで持ち上げない、抱えあげない介護を実現しましょうと考えられたのがノーリフトケアという考え方になります。
ノーリフト協会という団体も活動しており、介護分野ではかなり浸透してきているのではないでしょうか。
移乗用リフトあるある
じゃあいざリフトを導入となるといろんな問題が出てきます。
・使い方がわからない
機械なので使い方がわからないという方も多いです。もしなにかあったらどうしようとか、壊してしまうのではないかといったことであまり使いたがらないことはよくありますね。
・リフトを使わないほうが早い
これも多いです。人の手で介助をしたほうが当然早く移乗をすることができますが、そもそもリフト導入の意味はそこじゃないんですけど・・・って思います。人手が足りないのでしょうがないです!という方も多いですね。
・利用者の方が怖がるのではないか
リフトを実際に体験するとわかりますが、強さはほぼありません。実際にデモで職員に体験してもらうと良いですね。
・誰に使用すればよいかわからない
これは導入する側がしっかり計画をたてて考えなくてはなりません。例えば機能訓練指導員にアドバイスをもらったり、本人に直接使用感を聞いたりすることが必要です。
実際に使用するのは利用者の方です。
どのようにリフトを運用してくいくのかは上層部だけで考えるのではなく、現場の意見も取り入れながら運用していきましょう。
生産性向上推進委員会を利用することも良いかもしれませんね!
それではみなさん、良い一日を!